自分の感覚への信頼を積み上げる

先日の秋晴れとはうって変わって

今日はしっとりとした曇り空が広がっていました。

先日のマラソンで疲れた身体を

ふんわりした湿度でくるんでもらっているようで、

筋肉にも喉や鼻の粘膜にも優しい空気でした^^

さて、おとといの話ですが、

高速道路のサービスエリア内のフードコートでのこと。

大きなサービスエリアでしたが、

フードコートは人、人、人の大賑わいで、

食事を摂ろうと思っても、なかなか席が空かない状況でした。

多くの人が、食事スペース内をぐるぐると回って

空席がないかを探し回っていました。

もちろん、私もその一人で、

先の予定もあることだし、

なるべく早く席が見つかったらいいなと探していたのですが、

すぐには見つからず、、

「あそこの方たちは、もうすぐ席を立たれるのかな?」

などと、席のバトンタッチへと思考を巡らせてしまうほどでした。

ごめんなさい><!

そんな自分に気づいたとき、

「早く席が空かないかな」

なんて思いを乗せた視線を浴びながら食事をするのは、

せっかくの旅の道中での食事なのに、

なんだか窮屈だよな、と思ったのです。

そう思うと、

早く席を見つけたい気持ちも不思議と薄れてきて、

それでも、

「うん、探さなくても、席は見つかるなあ。」

と思えました。

自然と思えた、というだけではなく、

自分でも、そう設定しました。

「見つかる」と心が決まったとき、

ふと、

「こっちじゃなくて、向こうの方に行ってみよう♪」

という感覚が湧き上がって、

そちらの方に行ってみると、

あれだけ探しても見つからなかった空席が、

そこにあるのです。

こんなに席を探している人がいるのに、

なぜみんな空席に気がつかないのかが不思議なくらい、

当たり前のように、空席がそこにはありました。

「ありがとうございます」という思いが湧き上がると同時に、

思考に頼りすぎて上手くいかないときは、

執着を手放して感覚を信頼すると、いい流れに乗ることができる

ということを、ここでも学びました。

早く!とか、なんとしてでも!と思うときほど、

その執着を手放すのは難しいですが^^、

そんな風にもがくのをやめて、ふっと力を抜いたときに

自分の内側の感覚に心を開くと、

望んだ道が開けてくるのです。

2、3年前までの私は、本当にこってこての思考人間でしたが、

これからは、自分の感覚への信頼を

もっともっと育てて生きたいなと思っています。

思考が悪くて感覚の方が優れている、とかではなくて、

思考と感覚のバランスを上手に取りながら、

どちらもスムーズに使って人生の道を進んで行きたいです^^