ぐるぐる思考にのみこまそうな自分に気づく

耳に入った言葉と仕草から、

「あれ?今、自分の落ち度を笑われているかも。。」

と、そんなような気がしてから、くるくると思考が回り始めました。

「私の前ではそんなことないけれど、

実はあの方たちは自分をよく思っていないのだろうか・・・」

とか、そんな風に妄想が展開され始めた思考の先っぽに、

はっ!と気がつきました。

以前の私なら、こんな妄想の深みにどっぷりとハマってしまっていたけれど、

「あっ、思考だ!」と気づけると、

そんな自分を一段上から俯瞰してみてあげることができます。

「私は、なぜ、このことに反応したんだろう。」

そう自分に問いかけると、

「ダメな人、いやな人って思われるのが怖い。」

と、小さな私の泣きそうな声が湧き上がってきました。

「なんで、そう思われるのが怖いの?」

そう聞いて、少し待つと、

幼稚園に通っていた頃に、除け者にされたときの記憶が出てきたのです。

そして、

そのときの傷ついた感情が少し、涙とともに湧き上がってきました。

本当は、そこから感情を感じきりたかったのですが、

今回は職場にいたので、今日は

その場で過去の自分を完全に癒やしてあげることはできませんでした。

ですが、完全ではなくても自分に目を向けてあげると、少しすっきりして、

もう、先ほどの思考に自分が絡め取られることはなくなります。

傷ついた自分に、誰か(自分)が優しく目を向けてあげると、

そこから癒やしが広がるのだと思います。

状況に反応する元となる傷が癒やされれば、

同時に反応も自然と手放されてゆきます。

ダメな人だと思われたくない、とか、

使えない人だと思われたくない、とか、

下に見られたくない、とか、

そんな思いを手放す道の途中で、今日また一歩軽くなった自分がいます。

人との関わり合いの中で、自分のもっているもう要らないものに気づいていく。

そうして気づいた「今は不要になったもの」を手放しながら、

本来の自分に少しずつ少しずつ近づいていきたいのです。